Final Cut Pro は買い切り36800円のソフトで高度な動画編集が可能なソフトです。
定期的にアップデートされており、新たな機能もどんどん追加されております。
一回購入すれば、その後のアップデートでお金がかかる事はないので、すごくコスパがいいです。
2021年10月26日にFinal Cut ProのアップデートでVer10.6となりました。
今回のアップデートで追加された機能がめちゃめちゃ便利で使えますので、今回はご紹介させていただきます。
主に今回の記事では、Final Cut Pro 10.6より追加されたオブジェクトトラッカーの使い方を解説していきます。
Final Cut Proの新機能(オブジェクトトラッカー・シネマティックモード)とは
Final Cut Pro 10.6 で追加された新機能は2つ
・オブジェクトトラッカー
・シネマティックモード
新しくアップデートで追加された機能としてオブジェクト・トラッカーとシネマティックモードがあります。
簡単に説明すると、オブジェクトトラッカーは自分がトラッキングさせたいところを選択するとFinal Cut Proが検出してくれてトラッキングをしてくれるという優れた機能です。
また、シネマティックモードはiphon13で新しく追加されたモードで、それを編集上で行えるというモードです。
どちらもかなり優れた機能ですので、ぜひ使用してみて下さい。
オブジェクト・トラッカー
- エフェクト、タイトル、またはジェネレータをビューアにドラッグすることで、機械学習を使用して顔やオブジェクトの動きを自動的に検出、追跡、照合
- インスペクタからトラッカーを手動で追加し、マスクの形状を調整し、さまざまなタイプのトラッキング解析から選択
- タイムラインでトラッキングエディタを使用して、既存のトラックのセグメントを素早く削除または再解析
- ビューアのトラッカーソースのドロップダウンを使用して、既存のトラックにタイトルやジェネレータを追加
- オブジェクト・トラッキングで、Apple Neural Engineを使用してApple Silicon搭載のMacでのビデオ解析を高速化
シネマティックモード
- iPhone 13のシネマティックモードで撮影されたビデオを編集(macOS Montereyが必要)
- インスペクタのシネマティックコントロールを使用して、被写界深度エフェクトの強度を変更、および時間の経過に合わせてエフェクトを変化させるためにキーフレームを追加
- ビューアのシネマティックツールで顔やその他のオブジェクトを選択することで、それに焦点を合わせることを選択
- タイムラインでシネマティックエディタを使用して、焦点ポイントを表示または削除
オブジェクトトラッカーはカラーエフェクトやタイトルの追従、モザイクの追従等が可能です。様々な応用的な使用方法がありますので、後ほど解説していきます。
シネマティックモードは手前にピントが合っているものをこのモードを使用すれば簡単に奥にピントを合わせて手前はぼかすという事が可能となります。
シネマティックモードが使用可能な動画はiPhone13で撮影されたビデオのみ。
では、これからFinal Cut Proのおブジェクトトラッカーの使い方を解説していきます。
Final Cut Pro オブジェクトトラッカー 使い方
オブジェクトトラッカーの基本的な使い方〜タイトル追従〜
まずは黄色で囲んであるトラッカーの+をクリック
トラッカーをクリックするとトラック画面が表示される
トラックしたいところに枠を合わせていきます
形を大まかに合わせていきます
合わせたら解析をクリック
解析中。
解析が完了したら、今回はタイトルをトラッキングさせていきましょう。
タイトルを挿入。
タイトルを横につけます。(どこにタイトルを持ってきてもトラックしてくれます)
①変形ツールをクリック
②トラッカーをクリック
黄色で囲んだところが先程トラック解析したオブジェクトトラックですので、黄色で囲まれたオブジェクトトラックを選択します。
オブジェクトトラック2は下記画像の中に新たに表示されているトラック画面ですので、新しくトラックしたい際はこちらを選択しましょう。
選択したら完了をクリックします
調整を選択すると動きに合わせてタイトルが変形してくれます。
①をクリック。
トラッカーの中の調整を選択。
このようにタイトルが自動で変形します。
このように自動での変形をして欲しくない場合は調整のチェックは外しておきましょう。
以上で簡単にオブジェクトトラックの使用方法の解説が終了です。
次にモザイクとカラー調整でのオブジェクトトラックの使用方法を解説していきます。
オブジェクトトラッカー モザイク追従 使い方
・モザイクエフェクトの追加方法
エフェクト→センサー
センサーを動画にドラックしたら自動で下記画像のようにトラック画面になります。
(顔に合わせたら自動で顔にオブジェクトトラックが適応されます)
顔にトラックを合わせたら解析をクリック
解析が終了したらモザイクが動きに合わせてトラッキングしてくれます。
モザイクのトラッキング方法は以上です。
オブジェクトトラッカー カラーエフェクト 使い方
トラッカーをクリック。
顔にトラッキングを合わせていきます。
先程同様でオブジェクトトラックをクリック
シェイプマスクを顔に合わせていきます
今回はわかりやすいように顔のハイライトをあげて白くしていきます。
これで動きに合わせてシェイプマスクがトラッキングされます。かなり便利な機能ですので、これも使ってみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はFinal Cut Pro 10.6から使用可能なオブジェクトトラッカーの使い方に関して解説いたしました。
この機能は知っておくとかなり便利で作業効率がかなり上がると思いますので、ぜひ使用してみて下さいね。
また、オブジェクトトラッカーはモザイクでの使用やカラーでの使用等使い方は多いです。
今回上げた内容は基礎的なところですので、まずはこの記事を参考に使ってみてもらえたら嬉しいです。
では、最後まで見ていただきありがとうございました。
・Final Cut Pro Xの関連した記事一覧
【FinalCutProX】カラーマスクの使い方を徹底解説【動画編集】
【Final Cut Pro】カウントダウンタイマーの編集方法
【FinalCutPro】連続的な文字入れの方法【テロップ打ち】