動画撮影をする際に手ブレを抑えて滑らかに動画を撮りたい際はジンバルを使用したり、安定したショットを撮りたい際は三脚や一脚、スライダー等を使用すると安定したショットを撮ることができます。
しかし、実際には、手持ちで撮影するという場面は結構多いのではないでしょうか。
例えば、旅行の際に動画が撮りたいとなった時に、ジンバルや三脚等を持って行ってもいいですが、かなり荷物が多くなりますので、基本的にはカメラだけを持っていくという方は多いかと思います。
そんな際に手ぶれを抑えて撮影をする事も可能ですが、やはり手ぶれは起きてしまいます。
意図した手ぶれは映像表現としていいですが、意図しない手ぶれは何か気持ちの悪い映像となってしまうことが多いです。
今回は、DaVinci Resolveでの手ぶれ補正エフェクトの使い方を解説していきます。
今回の内容で簡単に手ぶれ補正をかける事が可能となりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【DaVinci Resolve】手ぶれ補正エフェクトの使い方
・手ぶれ補正エフェクトの使い方
手ぶれ補正エフェクトをかけるには2種類あります。
1.エディットページから
2.カラーページから
今回はエディットページから手ぶれ補正をかける方法を解説していきます。
まずは、手ぶれ補正をかけたいクリップを選択し、右上のビデオを選択し、スタビライゼーションからかけることが可能です。
スタビライゼーションで手ぶれ補正の強度や種類等を選択することが可能です。
まずはスタビライズをクリック。そうするとクリップに手ぶれ補正エフェクトが適応されます。少し時間がかかりますが、待ちましょう。
次にそれぞれの設定項目を解説していきます。
・モード
遠近・遠近なし・縦横のみの3種類あります。それぞれ、映像の揺れのタイプに合わせて選択していきます。
遠近:パン・チルト・回転・ズーム
遠近なし:パン・チルト・回転
縦横:パン・チルトのみ
どのモードが合うのかは適応させて映像を確認して合うものを選択していきましょう。
カメラロック:三脚で撮影したような映像にする事が可能
ズーム:ズームをかける事でクロップされた部分の映像の違和感をなくす事が可能
基本的にはここはズームにチェックを入れておきましょう。
クロップ比率:手ぶれ補正の強度調整項目
数値が低いほど手ぶれ補正強度が強くなりクロップされます。
逆に数値を大きくすると手ぶれ補正強度が弱くなりクロップ倍率は低くなります。
スムース:カメラの動きを固定するか滑らかに手ブレをつけるかの設定項目
数値が低いほど手ぶれを補正しカメラの自然な揺れ具合を残すことができます。
数値が高くなるとカメラが固定されたような映像となります。
強度:手ぶれ補正強度の調整。
数値が大きいほどスタビライズの強度が強くなります。
基本的には1に設定するのがおすすめです。
ちなみにですが、設定を変更したら毎回スタビラズをクリックして解析する必要があります。
・注意点
フレームレートが低い映像にスタビライズをかけると被写体等にブラーが出ることがあります
そんな際の対策としては、フレームレートを60hpsでスローモーションの映像にスタビライズすると比較的ブラーは出にくくなりますので、もしブラーが気になる方は試してみて下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、DaVinci Resolveでの手ぶれ補正エフェクトの使い方を解説していきました。
今回の内容は絶対に知っておいた方がいいと思いますので、ぜひ今回の記事を参考に手ぶれが気になる映像には手ぶれ補正エフェクトをかけてみて下さいね。
では、最後まで見ていただきありがとうございました。