滑らかな映像を撮りたい際はジンバルを使用して撮影するのがベストです。
しかし、ジンバルをまだ持っていない方や毎回ジンバルを持ち運んで撮影するという事はなかなか難しいのではないでしょうか。
例えば旅行に行った際にも手持ちで動画撮影をしたいという方は多いと思います。しかし、後で見返したら動画の手ぶれがかなり気になるという経験をした方は多いでしょう。
そんな際にある事を意識したり設定するだけでかなり後で滑らかな動画に仕上げる事ができます。
今回は手持ち撮影を滑らかにする際のポイントとカメラ設定を解説していきます。また、編集時に動画を滑らかにする方法も解説しておりますので、少しでも参考になれば幸いです。
手持ち撮影を滑らかにする為のカメラ設定
手持ち撮影をする際前にカメラの設定をしておく事である程度の手ぶれを軽減する事が可能となります。
お使いのカメラの種類によってどれだけ手ぶれを抑えられるかは変わってきます。
映像を滑らかにする設定
・手ぶれ補正をONにする
・フレームレート(fps)を60以上に設定する
上記2点がカメラの設定で可能となる手ぶれを抑えるためのポイントです。
・手ぶれ補正をONにする
手ぶれ補正をONにする事でかなり滑らかな映像となります。お使いのカメラがアクティブ手ぶれ補正対応でしたら、それだけでかなり滑らかな映像になります。
・フレームレート(fps)を60以上に設定する
フレームレートを60以上に設定する理由としては、スローモーション撮影が可能となるからです。
もし120pに設定できる場合は120に設定する事をおすすめします。
後で編集の際にスローモーションにする事で手ぶれが軽減し動画が滑らかになります。
手持ち撮影を滑らかにする際の撮影時のポイント
次に手持ち撮影を滑らかにする際の撮影時のポイントを解説していきます。
・滑らかに撮影する際のポイント
固定撮影を行う
カメラストラップをつけて手首は固定して撮影する
撮影時に手ぶれを抑えて滑らかにするには、まずは撮影の基本である固定撮影(FIX撮影)を行うことをお勧めします。
手持ちでの固定撮影時におすすめの方法としては、カメラストラップをつけて、首にカメラストラップをかけた状態でストラップがピンっと張るように前にカメラを持っていき固定する事で安定したショットを生み出すことが可能となります。
この状態での固定撮影が安定して可能となってきたら、動きのあるショットも撮っていきましょう。
まずはあしは動かさずに上半身の動きでパン・チルト(パン:横に動かす、チルト:上下に動かす)での撮影を行なっていきましょう。
もちろん、その際も基本姿勢は変わらず手首は固定しストラップを張った状態で撮影していきます。
それに慣れてきたら、手首を固定した状態でフォローショットやドリーショット等の追従したショットも行っていきましょう。
まずはこのような形で慣れていくことをおすすめします。これだけでかなり手ぶれを抑えて滑らかに撮影することが可能となります。
カメラストラップでの撮影に慣れてきたら、ストラップなしでも撮影できるようになってきますので、まずはストラップで安定したショットが出せるようになるように練習していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は手持ち撮影を滑らかにする際のポイントとカメラ設定を解説していきました。
基本的な事を解説しておりますが、この基本が安定したショットを生むために大事な事ですので、しっかりと抑えて撮影していきましょう。
繰り返し練習していく事で手持ちでの撮影もどんどん上手くなってきますので、撮影あるのみです。
また、今回は手ぶれを抑えて滑らかに撮影する方法を解説していきましたが、映像表現としてわざと手ぶれを出すことで味のあるショットも出す事ができますので、そういった際はしっかり意図した手ぶれを出して良い映像に仕上げていってくださいね。
意図しない手ぶれは気持ちの悪い映像となってしまいますので、意図しない手ぶれはなるべく抑えるように心がけて撮影していきましょう。
そうすることで映像が綺麗になりますので、気を付けてみてくださいね。
では、最後まで見ていただきありがとうございました。