カメラワーク

シネマティック動画撮影時のカメラワーク(撮り方)を徹底解説【初心者向け】

シネマティック動画撮影時にカメラワークはとても重要な項目です。

動画撮影場面で絶対にカメラワークは学んでおいた方が映像のクオリティがグッと高くなりますので良いです。

シネマティックな動画撮影時に意識すべき点として、カット・ショット・向き・アングル・ポジション・撮り方(カメラワーク)が重要です。

・カット:スタンダード・ジャンプ・マッチ・アクション・インサート
・ショット:ロングショット・ミドルショット・アップショット
・向き:前・横・斜め・後
・アングル:ローアングル・ハイアングル・ミドルアングル
・ポジション:ローポジション・ハイポジション・ミドルポジション
・撮り方(カメラワーク):カメラの動かし方(パン・チルト・ドリーetc)

上記のポイントはどこを一つ撮っても重要な内容ですが、今回は撮り方(カメラワーク)について記載していきます。

カット〜ポジションまでの記事はこちらに詳細な記事を作成しておりますので、気になる方は是非この記事を読んだ後にでも読んでみて下さい。

シネマティックな動画撮影で使用するカットとショットの種類・方法を解説シネマティックな動画撮影時によく使用されるカットとショットの種類・方法を徹底解説しております。動画撮影時のショットとカットについてはかなり重要な項目です。基本的なショット・カットについての知識は身に付くはずですので、ぜひ参考にしてみてください。...

 

今回はシネマティック撮影でのカメラワークについての内容です。この記事を読むことで、撮影時のカメラワークを一通り把握し、実際の撮影現場で活かすことができる内容となっておりますので、参考にしてみて下さい。

 

 

カメラワーク(撮り方)とは

カメラワーク(撮り方)とは:カメラをどう動かして撮影するかの方法の事

カメラワークも一つ一つしっかりと意味があり、どういった場面で使うとより効果的に表現ができるという事もありますので、基本的なところは抑えると良いでしょう。

カメラワーク一つでかなり映像のクオリティが変わってきますので、一つずつ自分のものにしてくと良いです。

 

今回は代表的なカメラワークの種類から応用的なカメラワークの種類まで、分かりやすく解説をしていきます。

基本的なカメラワークの種類

基本的なカメラワークの種類を解説していきます。

1.固定撮影方法:フィックス
2.カメラを振る方法:パン・ティルト
3.レンズを動かす方法:ズームイン・ズームアウト
4.移動撮影方法:トラック/フォロー/ドリーイン・アウト

1〜3は撮影者は移動せずに撮影を行う
4は撮影者は移動しながら撮影を行う

固定撮影方法:フィックス

固定撮影(フィックス)とは:カメラを一定の場所で動かさずに撮影すること

カメラワークの原点となるフィックス撮影は、超基本のカメラワークです。

この撮影方法はどんな撮影でもよく使用する事になると思いますので、基本を忘れず撮影していきましょう。

特徴:
・カメラは固定しているから対象に視点誘導する事ができる
・客観的な視点となる
・どんな撮影場面でも使用しやすいカメラワーク
・安定している

カメラを上下左右に振る方法:パン・ティルト

パンとは:移動はせずにカメラを横に振って撮影する事

パン:左から右に振る
逆パン:右から左に振る

特徴:
・横に長いものを見せる事ができる
・広い風景等を見せる事ができる
・視点誘導

 

ティルトとは:移動はせずにカメラを上に振って撮影する事やカメラを下に振って撮影する事

ティルトアップは下から上に振る

ティルトダウンは上から下に振る

特徴:
・縦に長いものを見せることができる
・高い建物等を強調して見せる事ができる
・視点誘導

レンズの動きを使用する方法:ズームイン・ズームアウト

このレンズの動きを使用したカメラワークはズームレンズ限定となります。

単焦点レンズを使用の方はできません。

 

ズームインとは:広角域から望遠域に移動させて撮る事。広い画角から狭い画角へ。

特徴:
・被写体を目立たせることができる

 

ズームアウトとは:望遠域から広角域に移動させて撮る事。狭い画角から広い画角へ。

特徴:
・被写体と周囲の環境の把握

移動撮影方法:トラック/フォロー/ドリーイン・アウト

移動撮影は撮影者が移動しながら対象を捉えて撮影していく方法です。

トラックとは:対象者が横に移動するのに合わせて撮影者も同じように一定の間隔を取り、横に移動し撮影を行う方法

特徴:
・臨場感を出すことができる
・映像に迫力が出る

 

フォローとは:対象者が前に移動するのに合わせて撮影者も同じように一定の間隔を取り、前に移動し撮影を行う方法

※対象が後に移動する際は後へ一定の間隔を取り撮影者も後へ移動しながら撮影する

特徴:
・臨場感を出すことができる
・映像に迫力が出る

 

ドリーインとは:撮影者が対象へ遠いところから近づいていき撮影する方法

ドリーアウトとは:撮影者が対象へ近いところから遠ざけていく撮影方法

特徴:
・臨場感を出すことができる
・映像に迫力が出る

 

応用的なカメラワークの種類

ダッチアングル

ダッチアングルとは:カメラを斜めに傾けて撮影する方法

特徴:
・不安感を表現できる
・臨場感を出すことができる
・映像に迫力が出る

スピンショット(旋回ショット)

スピンショットとは:対象者の回りを円を描くように移動しながら撮影する方法

特徴:
・臨場感を出すことができる
・映像に迫力が出る
・被写体を強調できる
・シネマティックな演出が可能

クレーンショット

クレーンショットとは:対象者の目線または低い位置からクレーンのように対象を捉えたまま、高くカメラの位置を上げていき撮影する方法

特徴:
・臨場感を出すことができる
・映像に迫力が出る

フォーカスイン・アウト

撮影者は移動せずに撮影を行います。

フォーカスインとは:フォーカスリングを使用しピントが外れた状態からピントを対象へ合わせていく事

特徴:
・ピントを合わせて対象へ視線誘導する
・対象を強調する

 

フォーカスアウトとは:フォーカスリングを使用し対象にピントがあった状態からピントを外していく事

特徴:
・対象からの視線外し
・対象からピントを外して別の対象へ視線誘導する

 

トラック&ティルト

トラック&ティルトとは:対象が前後への移動するのに対して、撮影者は進行方向へトラックしながら上下へカメラを振る技法

上記動画ではトラッキングしながら足元から頭へティルトしていく映像です。

よくシネマティック動画やCM等で使用されるカメラワーク。

ぜひ取り入れてみましょう。

フォロー&ティルト

フォロー&ティルトとは:対象が左右への移動するのに対して、撮影者は進行方向へトラックしながら上下へカメラを振る技法

これはトラック&ティルトと方法はほとんど同じで、トラック&ティルトが前後方向への移動に対して、フォロー&ティルトは左右方向への移動となります。

ドリー&クレーン

ドリー&クレーンとは:対象者へ近づきながらまたは遠ざかりながらクレーンショットを行う方法

上記動画では対象者から遠ざかりながらクレーンショットを行なっております。

ダイナミックな映像となり、また、周囲の風景も後々に見せていく手法です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はシネマティックな動画撮影時のカメラワーク方法を解説いたしました。

カメラワークの基本的な方法から応用的なテクニックまで動画を付けて解説しておりますので、参考になったのではないでしょうか。

ぜひ撮影時に活かして見てくださいね。

 

では、これまでのまとめを記載して今回の記事は終了とします。

まとめ

基本的なカメラワークの種類
・固定撮影方法:フィックス
・カメラを上下左右に振る方法:パン・ティルト
・レンズの動きを使用する方法:ズームイン・ズームアウト
・移動撮影方法:トラック/フォロー/ドリーイン・アウト

応用的なカメラワークの種類
・ダッチアングル
・スピンショット(旋回ショット)
・クレーンショット
・フォーカスイン・アウト
・トラック&ティルト
・フォロー&ティルト
・ドリー&クレーン

 

最後に現在一押しのアイテムを紹介します。

値上がりする前に購入するのをおすすめします。

 

カメラは、”SONYα7Ⅳ”

 

 

レンズは、“SONY50mmF1.2GM”

 

パソコンは、“MacBook Air M2”

 

ジンバルは、“RS3 PRO”