※当サイトはアフィリエイト広告を利用しております

撮影編

写真・動画撮影時の背景ぼかしのコツを4つのポイントに分けて解説

写真や動画撮影時に背景をぼかして撮影をするのは一眼レフで撮る醍醐味ですよね。

一眼レフを買ったら背景をぼかして撮れる!とカメラ初心者の頃は思います。筆者もそうでした。

しかし、背景をぼかして撮ることが出来るスペックがカメラにはあるのに、思ってたようにぼかして撮ることが出来ない場面が最初の内は多いです。

カメラで背景をぼかして撮る際にはしっかりとした方法があります。

 

今回は写真や動画撮影時に背景をぼかして撮影する際のポイントをわかりやすく4つのポイントに分けて解説しております。

 

ぜひ参考にしていただき、写真・動画のクオリティアップに繋げてもらえたらと思います。

 

背景ぼかしの4つのポイント 作例付き

背景ぼかしの際に大きく挙げられるポイントは4つあります。

ここを抑えておけば、背景ボケはマスターすることが出来ます。

写真でも動画撮影でもどちらでも共通しているところですので、抑えておくといいでしょう。

・背景ぼかしの4つのポイント
F値を下げる
焦点距離は長くする(望遠に)
被写体との距離は近づける
被写体と背景の距離は遠くする

上記ポイントをこれから一つずつ解説していきます。

ちなみに、上2つはレンズ側のスペックで、下2つは撮影時のポイントとなります。

F値で調整:F値を下げる

F値はなるべく下げたほうが背景ボケは大きくボケます。

逆にF値を上げるとボケは少なくなり、全ての画面がくっきりと映ります。

では、実際に焦点距離は変えずにF値だけ調整した作例を見ていきましょう。焦点距離は50mmで撮影しております。

 

F2.8

F3.5

F5.6

F8

F14

比べてみるとF2.8の際は背景が大きくボケていますが、F14の際は背景のボケは少ないかと思います。

また、F2.8の際はドライフラワーもボケてしまってますが、F14の際はドライフラワーのボケはほとんどないです。

 

焦点距離で調整:焦点距離は長くする

焦点距離は出来るだけ長くすると背景ボケは大きくボケます。

焦点距離というのは、レンズと被写体の距離の事です。

 

F値は変えずに焦点距離だけを変えた作例を見てみましょう。
F値は4で固定しております。

 

焦点距離28mm

焦点距離35mm

焦点距離50mm

焦点距離75mm

作例を見ていくと焦点距離を長くすればするほど、背景がボケているのがわかると思います。

焦点距離75mmまで寄ると被写体(ドライフラワー)までボケてしまいます。

この被写体と背景のボケ量は調整していく必要があります。

被写体との距離で調整:カメラと被写体を近づける

被写体とカメラはなるべく近づけた方が背景ボケは大きくなります。

 

焦点距離50mm/F4で固定して撮影しております。

カメラと被写体の距離が近いので背景が大きくボケています。

カメラと被写体の距離はこれぐらい

背景と被写体の距離を少し先ほどより遠くしたので、背景ボケは先ほどよりは少なくなっております。

カメラと被写体の距離はこれぐらい。少し先ほどより離して撮影。

さらにカメラと被写体を離したので、背景のボケは更に小さくなっているのがわかると思います。

先ほどよりさらにカメラと被写体の距離を離して撮影。

このようにカメラと被写体の距離を調整することで背景ボケの量を調整する事が可能です。

被写体と背景の距離で調整:被写体と背景を離す

カメラと被写体はなるべく近づけて、被写体と背景はなるべく遠ざけると背景ボケは大きくなります。

焦点距離50mm/F6.3で固定して撮影しております。徐々に遠ざけていっております。

 

壁とピッタリくっつけて撮影。

20cm離して撮影。

40cm離して撮影。

60cm離して撮影。

100cm離して撮影

このように被写体と背景の距離を変えることでボケ量を調整することが可能です。

被写体と背景の距離が長くなればなるほど、背景が大きくボケていることがわかると思います。

 

これら4つのポイントを抑えてしっかりと背景ボケを出して撮影してみましょう。

被写体のピントを合わせて、背景をしっかりぼかしたい際はこれら4つのポイントを抑えて、それぞれの項目を組み合わせて調整していかなければなりません。

調整に関しては、実際に撮影を繰り返しながら上達するしかありません。

ただ、理論的にはこれだけ抑えていたら、プロ並みの背景ボケを出した撮影が可能となりますよ。

あとは、しっかり撮影をしてみて下さいね。

背景ぼかしの注意点

・背景ぼかしに意識しすぎて被写体までボケてしまう

F2.8で寄って撮影。背景は大きくボケていますが、被写体もボケてしまっているので、作例としてはいまいちです。

やはり、一番理想なのは、被写体はクッキリ、背景はボケる。です。

焦点距離やF値・カメラと被写体・被写体と背景の距離でボケ具合を調整し、被写体がボケすぎないように調整していきましょう。

良い写真・映像というのは、とにかくボケを出したら良いという訳ではありません。

被写体がしっかり映っていて、その上でボケを出すことで良い写真・映像となります。

その点を勘違いせずに撮影していくことで、良い写真・映像を撮ることが出来ますので、注意して撮影をしていきましょう。

 

背景ぼかしにおすすめのレンズ選び方

背景ぼかしのポイントを抑えた上でレンズ選びの方法をお伝えします。

先ほどの背景ぼかしのポイントより焦点距離が長く、F値が低いレンズが、より背景がボケます。

・背景ぼかしにおすすめのレンズの選び方
望遠レンズ:焦点距離が長い
単焦点レンズ:F値が低い

望遠レンズは焦点距離が長く、単焦点レンズは基本的に構造上開放F値が低く設計されております。

これらのことから、望遠レンズか単焦点レンズを選択することで、背景ボケを大きく出した撮影が可能となってきます。

単焦点レンズを選択して焦点距離が短いレンズを選択すると、大きなボケが出にくいので、ボケ感を出したい際には注意して下さい。

一番大きく背景ボケを出せるレンズは望遠単焦点レンズです。

いわゆるポートレートレンズですね。一度使用してみると、かなりハマると思います。

人物撮影等のポートレート撮影を中心に撮影しようと思っている方は、このようなレンズを購入することをおすすめします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は写真・動画撮影時の背景ぼかしのコツについて解説していきました。

動画撮影でも写真撮影でもどちらでも共通した項目ですので、写真・動画どちらをメインにする方でも参考にしていただけたらと思います。

それでは、これまでのまとめを簡単にして終了とします。最後まで見ていただきありがとうございました。

まとめ

・背景ぼかしの4つのポイント
F値を下げる
焦点距離は長くする(望遠に)
被写体との距離は近づける
被写体と背景の距離は遠くする

・背景ぼかしの注意点
背景ぼかしに意識しすぎて被写体までボケてしまう

・背景ぼかしにおすすめのレンズの選び方
望遠レンズ:焦点距離が長い
単焦点レンズ:F値が低い

筆者一押しの著作権フリー音楽・効果音サイトはアートリスト。

 

下記画像経由で契約すると2ヶ月無料追加となりますので、
普通に契約するより圧倒的におすすめです!