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DaVinci Resolve

【DaVinci Resolve】音源読み込みから音量・音質調整方法を解説

DaVinci Resolveを使った事がない方や初心者の方向けにDaVinci Resolveの使い方講座を行っております。

 

順序立てて解説していきますので、とてもわかりやすく参考になるかと思います。

 

今回の章ではDaVinci Resolveの音源読み込みから音量・音質調整方法を解説しております。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

DaVinci Resolve 音源の読み込み方法

DaVinci Resolveに音源を読み込む方法は大きく分けて2つの方法があります。

  1. Finderから読み込む方法
  2. ミュージックアプリから読み込む方法

それぞれ解説していきます。お好きな方法で読み込んでください。

 

①Finderから読み込む方法

まずはFinderの中のムービー(わかりやすい所であればどこでも大丈夫です)の中に読み込みたい音源を入れていきましょう。

今回は効果音というファイルに効果音を入れておりますので、こちらを参考に進めていきます。

今までダウンロードした効果音が入っております。

DaVinci Resolveを開いてメディアプールの所で右クリックします。

右クリックしたら”メディアの読み込み”がありますので、こちらをクリック。

クリックしたらFinderが開かれますので、ムービーから効果音を選択しましょう

読み込みたい効果音を選択し開くをクリックしましょう。

DaVinci Resolveに先ほど選択した効果音が読み込まれました。

次に2つ目の方法を解説していきます。

 

②ミュージックアプリから読み込む方法

ミュージックに入れている音源をドラッグ&ドロップしてメディアプールに入れていきます。

メディアプールにドラッグ&ドロップで入れる。

音源が読み込まれました。

 

メディアプールに読み込んだ音源をタイムラインに入れたい際は、ドラッグ&ドロップでタイムラインに入れる事が可能です。

読み込み方法の解説は終了です。次に基本的な音量・音質調整方法を解説していきます。

DaVinci Resolve 基本的な音量調整方法(エディットページで)

この章ではエディット画面での基本的な音量・音質調整方法を解説していきます。

まずはタイムラインに音源を入れていきましょう。

クリップの下に入れる事で複数の音源を入れることが可能です。

赤枠のミキサーをクリックすることで、右下にミキサーが表示されます。

ミキサーで音量を簡単に調整できます。

赤枠で囲まれた所を上下に移動させる事で音量調整が可能です。

基本的には-7〜-3の間に調整するのが聞きやすいと言われておりますので、その範囲内で調整していきましょう。
※状況に応じて調整範囲は変えて聞きやすい音量に調整するのがベストであくまで参考数値です

音量の目安
・音楽:-20〜-30ぐらい
・効果音:-10〜-30ぐらい
・人の声:-12〜-10ぐらい

0を超えると音割れをしますので、0は越えないように注意しましょう。

下に移動させると音量が下がります。

逆に上に移動させると音量が上がります。

タイムラインでも簡単に音量調整が可能です。

タイムラインに読み込んだ音源の真ん中あたりをクリックしドラッグする事で音量(ボリューム)調整が可能です。

上に調整すると音量が上がり、下に調整すると音量が下がります。

・フェードインの作成方法

音源の左側をクリックし右にドラッグする事でフェードインが作成されます。

・フェードアウトの作成方法

反対に音源の一番右から左にドラッグする事でフェードアウトを作成することが可能です。

・部分的に音量を調整する方法

option+クリックでキーフレームを打つことが可能です。

キーフレームを4点打ち、下げたり上げたりする事で部分的に音量を調整することが可能です。

ミキサーの画面が見にくいという方はメーターに変更しても良いですよ。

メーターは赤枠で囲まれた所をクリックする事で変更できます。

メーターではFinal Cut Proで音量調整する際とほぼ同じメーターがでます。

DaVinci Resolve 応用的な音量・音質調整方法(Fairlightで)

次に応用的な音量・音質調整方法をFairlightページを使用し解説していきます。

こちらのFairlightページではかなり細かな音量・音質調整が可能となっております。

 

今回の応用編では4つのエフェクトを使用して調整していきます。
①ノイズリダクション
②Frequency Analyzer
③Vocal Channel
④EQ

 

まずは赤枠で囲まれた音符マークをクリックしFairlightページを開きます。

ノイズリダクション

ノイズを軽減するためにノイズリダクションをかけていきます。

Effectsをクリックし

ノイズリダクションを選択し適応させたいクリップにドラッグ&ドロップで適応させていきます。

手動を選択し分析をクリックします。

分析をクリックすると赤くなりますので、この際は適応されているという事です。

分析をクリックした状態で、ノイズリダクションをかけたいクリップを再生すると自動でノイズリダクションがかかります。

クリップにイン点(I点)とアウト点(O点)をつけてクリップを再生するとその範囲内がノイズリダクションが適応されます。

また、ノイズ量を調整したい際はしきい値上げたり下げたりして調整してください。

 

Frequency Analyzer:音源のヘルツ・デシベルを確認

Frequency Analyzerというエフェクトを使用することで音源のヘルツ・デシベルを確認することが可能となります。

このFrequency Analyzerを見ながら声のヘルツを見たりノイズのヘルツを見たりしながら音質を調整する事をおすすめします。

適応方法はエフェクトからFrequency Analyzerを選択し適応させたいクリップにドラッグ&ドロップで適応させていきましょう。

クリップを再生すると下記画像のように波形が表示されます。

この波形を見ることで大体の声のヘルツやノイズのヘルツ等を知ることができます。

参考として

人間の耳で聞き取ることが可能な周波数:20Hzから2万Hz(20kHz)
人の声の周波数:125Hz~1500Hz

80~100Hzぐらいから下をカットする事でノイズをカットし、話声の周波数を確保する事が出来ます。

人によって、また女性・男性によっても周波数は変わってくるので、その音声に合わせて調整は必要です。

風切り音(ノイズ)が入っている所は400ヘルツ以下の所が主に入っております。

人の声と被っている部分が大きいので、完璧にノイズを消すことは難しいですが、軽減させることは可能です。

 

Vocal Channel:音質改善エフェクト

ノイズを細かく軽減させる事が可能で、人の声を聞きやすくすることもできます。

Vocal Channelを適応させたいクリップにドラッグ&ドロップで適応させていきます。

まずはハイパスフィルターをかけていきます。

ハイパスフィルターをONにすると200ヘルツ以下にフィルターがかかります。

200Hz以下のノイズが軽減されます。

ハイパスの下にある周波数を調整することでハイパスフィルターの強度を調整する事ができます。

右回りに調整することで数値が高くなり、フィルターがかかる範囲が広くなります。

Epualizerで低域周波数〜高域周波数まで細かく調整が可能です。

赤枠で囲まれた所をクリックした場合と隣をクリックした際では調整できる範囲が異なります。

こちらは細く調整できますね。

高域周波数でも同様です。

・実際の音質改善の手順

実際に調整する際はFrequency AnalyzerとVocal Channelを両方表示させて、Frequency Analyzerを見ながらVocal Channelで音質改善を図るとやりやすいですよ。

両方のエフェクトを表示させる方法は
①インスペクタをクリック
②エフェクトをクリック

赤枠で表示されている所をクリックする事で表示させたいエフェクトを表示させる事が可能です。

ちなみに消したい際はゴミ箱マークをクリックする事で消すことが可能です。

二つのエフェクトを開いたら、調整したいクリップを再生していきます。

調整させたい範囲が決まっていればイン点とアウト点をとっていきましょう。

イン点とアウト点を取ったらループをクリックし、何回も再生されるようにしておくと毎回再生ボタンをクリックしなくて済むので効率が良いですよ。

下記画像のような感じで表示します。

赤枠で囲まれたところは環境音となります。

環境音にノイズが多い場合はここもカットしていきましょう。

むしろ環境音を強くしたい際は逆に上げていきましょう。

人の声を聞き取りやすくするには125〜1000Hz付近を上に上げて調整していきます。

ただ、ノイズが大きく被っているとノイズも大きくなりますので、ここは適宜音を確認しながら調整していきましょう。

次にコンプレッサーで音質改善を図りましょう。

コンプレッサーをONにしてください(赤枠で囲まれた所をチェック)。

しきい値:入力した音が設定した値を超えたとこからコンプレッサーがかかる値

平均音量より-4~6dB下に調整するのがおすすめ

-6dBに設定すると-6dBを超えた音にコンプレッサーがかかるということ。

例えば、平均音量が-6だとすると、-4下に調整し、しきい値は-10に設定する

しきい値を低くするとコンプレッサーが深くかかる。

値を0dBに近づければ近付けるほどコンプレッサーは浅くかかる。

RATIO:しきいちを超えた音に対して音量を何分の1にするのかという値

2~3ぐらいがベスト

入力した音が3であれば1にして出すということ

この値が大きくなると圧縮度は高くなる。

ゲイン:音量調整するパラメーター

圧縮によって下がった音量を上げてくれる効果。

ゲインリダクションを見ながら全体の音のバランスのいいところまで調整していきましょう

反応:圧縮を急にかけるか緩やかにかけるのかの値

0にしたら急にかかるので0.5〜1ぐらいが良い

 

EQ:音質改善エフェクト

EQでも細かく音質を改善することが可能です。

ミキサーのEQをダブルクリックしましょう。

音楽にEQをかけた際は、人の声に相当する周波数(HZ)の領域を少し下げると音楽と人の声がぶつからないので綺麗に聞こえます。

また、ノイズを軽減させたいクリップにEQをかけた際は、先ほどのVocal Channelで行ったときと同様でハイパスフィルターをかけたり、必要のないヘルツをカットしていきましょう。

 

DaVinci Resolve 音源を書き出す際のポイント

書き出す際にポイントがありますので、そこを最後に解説して終了とします。

・書き出しの際の設定方法

右下の歯車マークをクリックしFairlightを選択し、ターゲットラウドネスレベルを変更していきましょう。

デフォルトでは-23となっております。

0に近づくほど音圧が高いという事

・目安
テレビ・映画:-23
ユーチューブ:-13〜-15
クラブとかの音源:-5〜-7

ターゲットラウドネスレベルは基本的に-13〜-15に設定するのをおすすめします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回はDaVinci Resolveの音源読み込みから音量・音質調整方法まで解説致しました。

 

基本的な方法から少し応用的なところまで解説しましたので、初心者の方から中級者の方まで参考になる内容であったかと思います。

 

最後まで見ていただきありがとうございました。

 

次の章では、DaVinci Resolveのカラー補正機能の基本的な見方・使い方を解説していきます。

 

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