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カット/ショット

風景動画を綺麗に撮りたい際の撮影時のポイント | カメラ設定も解説

風景を綺麗に撮りたい際は、適切なカメラの設定を行い、撮影時のポイントを意識する必要があります。

 

風景はやはりピントもしっかり合って綺麗なカラーが出るようにしていきたいですよね。

 

初心者の頃はどう設定し、撮影時のポイントはどう気をつけたら良いかがわからないと思います。

 

そこで、今回は風景動画を綺麗に撮りたい際の撮影時のポイントをカメラ設定も含めて解説していきます。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

風景動画を綺麗に撮りたい際の撮影時のポイントを解説

風景動画を綺麗に撮りたい際の撮影時のポイントを解説
・ダイナミックに見せる為に広角レンズを使用する
・画質はなるべく高く記録する(4K)
・カラー調整の幅を広げる為にLogもしくはHLG(HDR)で記録する
・F値はなるべく絞る
・フレームレートは60以上で撮影する
・基本的には固定撮影
・光の方向・質を考える
・ブレをなるべく抑える
・トランジションを使いすぎない

ダイナミックに見せる為に広角レンズを使用する

広角レンズを使用する事で風景をダイナミックに映すことができます。

基本的には広角レンズがおすすめですが、ポートレート撮影をしたり、並木道を圧縮効果を用いて撮影したい際には望遠レンズを使用した方がいいです。

状況に応じて使い分けるのが一番ですね。

しかし、基本的に風景を撮影する時は広い海や草原、山から見下ろした絶景等での撮影が多いかと思いますので、そういった際は広角レンズを使用していきましょう。

 

画質はなるべく高く記録する(4K)

風景動画を撮る際に限らないですが、基本的に風景を綺麗におさめたい際は画質を高くしておきましょう。

 

できれば4Kで記録するのがおすすめです。4K以上があればその方が更に高画質で記録することができます。

 

カメラの設定の際に4Kがついているカメラをお使いの方は4Kに設定をしましょう。

 

カラー調整の幅を広げる為にLogもしくはHLG(HDR)で記録する

風景動画を撮る際にカラー調整で撮った映像を更に綺麗にしていきます。

 

そんな際にカラー調整の幅が広くなるのが、LogやHDR撮影です。

 

ダイナミックレンジが他のピクチャープロファイルより広いので、その分、白飛び・黒つぶれはしにくく、カラー調整の幅も広くなります。

 

Log撮影の方がHDR撮影よりダイナミックレンジが広いので、できればLog撮影の方がおすすめです。

 

しかし、Log撮影は撮影難易度が高かったり、編集も調整の幅が広い分難しいです。

 

最初はHLG(HDR)で記録するのがおすすめです。

HDRでは、撮って出しでも十分綺麗なカラーが出ておりますし、調整も少し加えるだけえかなり綺麗になるので、初心者の方でも比較的簡単に綺麗な映像を作ることができます。

 

ピクチャープロファイルがあまりわからないという方はこちらの記事をチェックしてみてください。SONYのカメラになります。

ピクチャープロファイルに関する情報を徹底解説【SONY】

SONYのカメラにはなりますが、もしLogやHLGを使用したいという方はこちらの記事をチェックしてみて下さいね。

HLG(PP10)の設定・使い方を解説【SONYカメラ】

Slog2・Slog3の設定・使い方・編集方法まで徹底解説【SONYカメラ】

 

F値はなるべく絞る

F値を絞るとピントが全体に合います。

 

レンズによって変わりますが、大体F5.6~8ぐらいが全体にピントが合って、綺麗に撮ることが出来るレンズが多いです。

 

当たり前ですが実際に映像を見ながら、F値を調整しながらピントを合わせて下さいね。

 

フレームレートは60以上で撮影する

フレームレートを60以上で撮影する事で、映像をスローモーションにする事が可能となります。

 

普段見ている風景をスローモーションにする事で普段とは違った幻想的な感じになります。

 

スローモーションを取り入れるだけで、かなり映像のインパクトがでて、飽きない映像になりますし、風景動画とスローモーションの組み合わせは抜群に合いますので、なるべく60以上で撮影することをおすすめします。

 

基本的には固定撮影

風景動画を撮影する際はなるべく固定撮影を中心に行った方がいいです。

 

しかし、横に長い風景や縦に長い際はパン・チルトを行う必要がある動画はあると思います。

 

基本的に固定で撮影できるところは固定で撮り、難しい場面ではパン・チルトもしくは、カットを分けて全体を撮影しましょう。

 

風景動画等の動画であまり映像を動かしてしまうと、違和感が出てきますので、注意して下さいね。

 

カッコいいシネマティック動画が最近は流行っておりますが、しっかりと何をおさめたいのか明確にして撮影に取り組む事をおすすめします。

 

光の方向・質を考える

風景動画を作成する際にかなり大事な事として光の方向や質を考えるという点があります。

 

まず光の方向としては、大きく分けて3つあります。

・順光
・サイド光
・逆光

光がどう当たっているのか確認する必要があります。

この光の当たり方によって風景の色の出方等が変わってくるからです。

簡単にそれぞれの特徴を記載しておきます。

・順光:被写体の正面から当たる光

順光では太陽(光)が目の前にあり、カメラも太陽と同じ位置にあります。

 

お勧めシチュエーション:色鮮やかな物や風景の色をしっかり出したい時に良い

 

・斜光(サイド光):被写体の真横から当たる光

サイド光は太陽(光)が被写体の真横にあり、カメラは目の前にあります。

お勧めシチュエーション:陰影をつけてかっこよく撮りたい時等

 

・逆光:被写体の後ろから当たる光

逆光は太陽(光)の位置は被写体の後にあり、カメラは目の前にあります。

お勧めシチュエーション:葉を透けて綺麗に撮りたい、夕焼け等のドラマチックに表現したい時、レンズフレアを出したい時、フワッとした光を入れた映像にしたい時等

 

まずは簡単にこのような光の方向や質を抑えておく事で綺麗に撮影をする事が可能となります。

 

ブレをなるべく抑える

風景動画では、あまりブレていると何か気持ちの悪い映像になってしまいます。

 

なるべく風景動画ではブレは抑えて撮影した方が、動画のクオリティが高くなるので、おすすめです。

 

風景動画を撮る際は基本的には三脚を使用して撮影するのがベストです。

もしくはジンバルを使用して撮影するかです。

 

かなり強い手ぶれ補正のついたカメラであれば手持ち撮影でも大丈夫ですが、

よりクオリティが高いものにしたい際は三脚やジンバルを使用して手ぶれを抑えて撮影していきましょう。

 

三脚の選び方やおすすめの三脚を紹介した記事はこちらより↓

ミラーレスカメラに最適な動画用三脚の選び方とおすすめ三脚を紹介

 

ジンバルの選び方やおすすめジンバルを紹介した記事はこちらより↓

動画クリエイターが選ぶおすすめ一眼レフ用ジンバルの選び方

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は風景動画を綺麗に撮りたい際の撮影時のポイントをカメラ設定も含めて解説していきました。

 

最後に編集時のポイントですが、風景動画を作成する際はなるべくトランジションは使用しない方がいいです。

 

トランジションを多用するとカッコいい映像はできるかもしれませんが、風景本来の映像を活かしたものが薄れてしまいます。

 

風景動画ではトランジションは使用しなくても良いかと思いますが、もし使用する際はクロスディゾルブやマスクトランジション・カラーフェード等を1つ・2つぐらいまでにおさめて使用した方がいいでしょう。

 

ズームトランジションやスライドトランジション等のかなり動きの強いトランジションはなるべく使わないようにした方が良いかと思います。

 

それでは、最後まで見ていただきありがとうございました。

 

今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。

 

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