撮影時には白飛びしているのに気づかず、編集時に白飛びしていたというのに気づくという場面は初心者の頃はかなり多いのではないかと思います。
白飛びをしてしまうと、その後の編集で調整できる範囲にも限りがあります。
意図した白飛び以外はなるべく白飛びは抑えて撮影する事がベストです。
白飛びを防ぐ為の便利な機能が大体どのカメラにもついているかと思います。その機能が、「ゼブラ機能」です。
ゼブラ機能を上手に使用することで白飛びを防いで撮影することが可能となります。
今回はSONYα7IIIを使用したゼブラ設定の使い方を解説していきます。SONYα7III以外のカメラをお使いの方でもゼブラ機能が付いているカメラでしたら、どのカメラでも今回の記事は共通している内容ですので、参考になると思います。
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ゼブラ機能とは
ゼブラ機能とは:
設定した輝度レベルをゼブラ(縞模様)表示し、白飛びを防ぐ為の機能
白飛びしないように事前に設定しておく事で撮影時の失敗を防ぐことが可能となります。
ゼブラ設定を使う場面は、主に屋外の晴れた日の撮影やライティングしている際の白飛びしやすい環境です。
数値で白飛びを防ぐことが可能ですので、大体で撮るより正確に白飛びを防ぐことができますね。
SONYα7III ゼブラ設定の使い方
・ゼブラ設定の使い方
メニュー→表示/オートレビュー1(P6)→ゼブラ設定
ゼブラ表示を入にする
ゼブラ表示を100%に設定
被写体にはゼブラが出ずに一番明るいところにゼブラが少し出るぐらいで調整すると丁度いい。
ゼブラが表示されるとこのような感じでしましまの模様が露出オーバーの部分です。
下記画像はゼブラを70%で設定しているので、ゼブラが表示されています。100%に設定しているとゼブラは表示されないと思います。何故なら、右下のグラフを見ると露出が山の形が真ん中に来ているので、露出自体は適正だといえるからです。
ゼブラレベルは70〜100+まで設定可能です。
また、カスタム設定から1ずつ調整可能ですので、自分が撮影していく中で、細かく設定していくと自分好みの設定が作れますので、やってみて下さいね。
下記画像のように基準のところから細かく設定が可能です。
SONYα7III 環境別ゼブラ設定の使い方
・環境別ゼブラ設定数値
白飛びを防ぎたい際のゼブラ設定:100%
被写体が暗くならないゼブラ設定:95%
人の肌を綺麗に映すゼブラ設定:70〜80%
白飛びを防ぎたい際のゼブラ設定
白飛びを防ぎたい際はゼブラ設定の数値を100%に設定し、ゼブラが表示しないように撮影すると白飛びを防ぐことが可能です。
一番綺麗に映る方法は、ゼブラが少し表示されるまで露出をあげて、その後にゼブラが消えるところで撮影するのがベストです。
被写体が暗くならないゼブラ設定
被写体が暗くならない為のゼブラ設定は95%に設定しましょう。
綺麗に被写体を撮りたい際はゼブラが少し表示されるぐらいで撮影するのがベストです。
人の肌を綺麗に映すゼブラ設定
人の肌を綺麗に映したい際は70〜80%に設定しましょう。
ゼブラが少し表示されるかされないかぐらいに設定するととても綺麗に肌の色を出すことが可能となります。
鼻や額に少しゼブラを乗せて撮影するのがポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はSONYα7IIIを使用したゼブラ設定の使い方を解説いたしました。
SONYα7III以外のカメラをお使いの方でもゼブラ機能が付いているカメラでしたら、どのカメラでも今回の記事は共通している内容ですので、参考になるかと思います。
また、動画撮影でも写真撮影でもゼブラに関しては共通ですので、写真撮影メインの方もぜひ参考にしてみて下さいね。
では、最後まで見ていただきありがとうございました。
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