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fps・露出

【2023年最新】動画撮影時のfps(フレームレート)と露出の関係

動画撮影時によく聞くfpsって何?
fpsと露出の関係って?
どんな情報を知れば動画撮影を始める事ができるの?

動画初心者の頃はまだなんの情報から知っておいた方がいいかとか右も左も分からない状態だと思います。必要な知識だけ分かりやすく知りたい方に向けて、簡単に動画撮影時に必要なfpsと露出の関係を記載しました。その他にも動画撮影時には欠かせない情報も折り込んでますので見ていただけると幸いです。

この記事を読むことで動画撮影時に必要な基礎知識を知る事ができ、初心者の方でも実践にすぐ活かすことができると思います。

 

 

fps(フレームレート)とは

1秒間の動画が何枚の画像(静止画)で構成されているかを示す単位の事

例)
10枚の画像を10秒かけて見る
100枚の画像を10秒かけて見る

どちらが滑らかに見えると思いますか?

正解は後者です。

理由は順を追って説明していきます。

10fpsとは:1秒に10枚の画像を見るという事
100fpsとは:1秒に100枚の画像を見るという事

 

フレームレートの種類

よく使用される、フレームレートの種類を下記に記載しましたので、ご参照下さい。

24fps 映画
30fps 日本のテレビ
60fps 日本の4K・8Kテレビやスローモーションで使用
120fps スポーツ用途カメラやゲーム等で使用
スーパースローモーションで使用

 

スローモーションを撮りたい際は60fps以上で撮影する

 

fpsが高いデメリットとは

・1秒間に記録するフレームの数が増える
→容量が大きくなる
→大容量のハードディスクが必要

・動画ファイルの容量を変えずにfpsを高くする
→画質が劣化する

上記より全ての動画を高いフレームレートで撮る事はお勧めしません

スローモーションにしたい時は60または120fpsで記録し、それ以外は基本的には24fpsで記録するように私はしております。また、60・120fpsで記録をしたとしても、動画編集で24fpsで書き出す事は出来ます。ちなみに逆は出来ないです。なぜなら、画像の枚数が足りないからです。60fps書き出しで撮影時は24fpsで記録していると、本来は60枚必要なところ24枚しか記録してないと、それは難しいのは分かりますよね。。
初心者の頃のお勧め設定は撮影時に60fpsで記録する事です。
容量の面やスローモーションの面を考えると一番良いかと個人的には思います。撮影に慣れてくれば、fpsの使い分けも出来てくるかと思います。

動画撮影時の露出調整

動画撮影時にシャッタースピードを固定して撮らなければならない理由

動画をみる=1秒間に数十枚の画像を流す

撮影時は、1秒間に数十枚の写真を撮影
この際にシャッタースピードを変更→連続する画像の中にブレのある画像とブレのない画像が混ざる→違和感のある映像になる

fpsの2倍のシャッタースピードで撮影するのが良い

例)30fps→シャッタースピード1/60
60fps→シャッタスピード1/120

シャッタースピードを速くしすぎると、ブレがなくなるからパラパラ漫画みたいになるのはなぜか?

フィルムカメラで例を挙げると、
フィルムカメラは24fpsで動画を記録し、その為に1秒間に48回のシャッターをきっている。これよりシャッタスピードを遅くすると24枚の画像を用意することができない為、カクカクした動画になる。
これは、一眼レフ等の機材でも原理は同じこと。

シャッタースピードを速くしすぎるとどうなる?
→適度なブレがなくなり違和感のある映像になる

どういう事か?
動画は画像(静止画)の連続で出来ている。
適度なシャッタースピードで撮影する事で1枚1枚の画像にブレが生じ、
動画が滑らかになるという事。

 

動画撮影時はフリッカーに注意

フリッカーとは?

蛍光灯等の光によってチカチカするような点滅が映像に映ってしまう事

 

フリッカーは東日本と西日本で設定するシャッタースピードが変わる

フリッカーを出なくするには?
シャッターと蛍光灯の点滅回数のタイミングを合わせる事が必要

フリッカーが出ない適正なシャッタースピードの設定とは?
東日本:1/25,1/50,1/100
西日本:1/30,1/60,1/120

 

動画撮影時はfpsの関係からシャッタースピードは固定して撮影する。

F値は?
→ボケを利用してCinematicな映像にしたい場合や夜間撮影時は基本的に開放で撮る事が多い

よってF値・シャッタスピードを固定する事が多い

明るい日中の撮影の際にシャッタスピードとF値で調整できない時は?
→NDフィルターを使用する

 

明るい日中の撮影時はNDフィルターを使用する

NDフィルターとは?

シャッタースピード・F値を変更しなくても明るさの調整が出来る。
レンズに取り付けるサングラスのようなもの。

明るい日中の撮影時にNDフィルターがないと、動画が白飛びして、真っ白な映像になってしまう。動画撮影には必須のアイテムです。一つは持っておきましょう。

白飛びした画像↓

動画撮影で使用するNDフィルターは可変式がお勧め

なぜなら、モニターを見ながら明るさ調整が簡単に出来るから

NDフィルターが取り外し式のものだと、今撮りたいというタイミングで撮影できないことも多く、また、その時の明るさによって調整しないといけないから、明るさに合わせたNDフィルターを選択するのに時間がかかります。

上記より可変式NDフィルターをお勧め

 

夜間や暗いシチュエーションでの撮影時はISO感度を上げて調整する

なぜなら、F値・シャッタスピードで調整する事は出来ないからです

ISO感度とは:取り込んだ光を電気信号に変換する際に光の量を増幅する加減を調整する機能

つまり、取り込んだ光を感度を上げて明るくするという事
例)100の光を200にしたり400に増幅して記録するといった感じ

半分の光の量でもISO感度を2倍に上げると同じ明るさで撮影可能

動画撮影時にISO感度を上げる場面とは

・夜間撮影等の暗いシチュエーション
・Log撮影時の曇り等の少し暗い場面

ISO感度を上げる事によるメリット
・暗いシーンでも明るく撮影出来る
・適正露出に合わせる事が出来る

上げることによるデメリット
・ISO感度を上げすぎるとノイズ(画面のざらつき)が出る

ISO感度設定のお勧め

・AUTOで上限を設定する
上限の設定はカメラの性能にもよるが1600〜4000程度であればノイズが出にくい。
勿論、ISO感度は低ければ低いほど良いので、なるべく低く設定する方が良い

α7IIIでは上限のISO感度が高いので、12800で設定しております。
全然ノイズ出ないです。

ISO感度AUTOとは:自動で適正露出に合わせてくれる

ISO感度の設定は、AUTOに設定しても、上限を決めることができる。どういう事かというと、ISO感度を4000以上に上げたくないと思っていても、そのままの状態のAUTO設定だと暗い場面では勝手に4000以上になってしまう。しかし、カメラ内の設定を変更する事でISO感度の上限を4000までに設定する事ができる。勿論、4000ではなくても、自分好みにISO感度の上限を変更する事ができる。是非、設定しておいた方が良いとこだ。

 

ノイズの話をしたが、映像を綺麗に撮るにはLog撮影がお勧め。では、Log撮影とは何か見ていきましょう。Log撮影を知ることでノイズが出にくく、綺麗な映像が撮れるようになります。

Log撮影とは?

コントラストや色味を抑えた映像となり、広い色域・階調で映像を記録する事ができ、コントラストや色味を抑える為、白飛び・黒潰れを防ぐことができる撮影記録方法。

Log撮影のメリット
・白飛び、黒潰れを防ぐ事ができる
・自分好みの色合いでカラーグレーディングする事ができる

Log撮影のデメリット
・暗所での撮影時はノイズが出やすい

Log撮影をする際は、露出は+2が一番綺麗にカラー調整が出来る

カラーグレーディング後はこのように自由に色合いを調整できる。

夜間撮影時、明るさ調整はISOで調整するしかない

なぜなら、動画撮影時にf値・シャッタースピードは基本的に固定されているから。

また、Log撮影時は露出+2での撮影が基本な為、どうしてもISO感度の調整は必要となる。

そこで、ノイズが出にくいところまでの上限に設定する事が望ましいです。

夜間撮影時は明るい光源があるところで撮影するのが良い

 

まとめ

スローモーションを撮りたい際は60fps以上で撮影する

fpsの2倍のシャッタースピードで撮影するのが良い

・フリッカー対策ではシャッターと蛍光灯の点滅回数のタイミングを合わせる

明るい日中の撮影時はNDフィルターを使用する

夜間や暗いシチュエーションでの撮影時はISO感度を上げて調整する

・ISO感度を上げすぎるとノイズ(画面のざらつき)が出る

・Log撮影をする際は、露出は+2が一番綺麗にカラー調整が出来る

・夜間撮影時、明るさ調整はISOで調整するしかない

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