SONY35mmF1.4GMレンズはレンズの中でも最高傑作のレンズです。
写真でも動画でもどの性能をとっても一級品です。
今回はSONY35mmF1.4GMのレンズを使用してみての感想を記載していきます。
SONY FE 35mm F1.4 GM レンズ スペック・価格
スペック一覧
焦点距離 | 35mm |
最短撮影距離 | 0.27m |
最大撮影倍率 | 0.23倍 |
フィルター径 | 67mm |
長さ | 96mm |
質量 | 524g |
絞り羽枚数 | 11枚 |
開放F値 | 1.4 |
対応マウント | ソニーEマウント用 |
レンズ構成 | 10群14枚 |
価格
新品で大体17万円・中古で15〜16万と値段は少し高めに設定されております。
しかし、その値段を出す価値はある超高性能なスペックを持つGMレンズ。
単焦点の画角で35mmが一番使いやすいと感じました。
また、GMレンズとかの高性能なレンズを買う際には35〜50mmの画角を選ぶ事をおすすめします。
希望小売価格:218383円(税込)
発売日:2021年3月12日
SONY FE 35mm F1.4 GM レンズ 外観レビュー
SONY35mmF1.4GMの外観レビューを記載していきます。
・外観レビュー
フォーカスリングは軽い
フォーカスホールドボタン・AF/MF切り替えスイッチ付き
絞りリングのクリックオン・オフ機能付き
開放F値1.4の大口径レンズの中では小型軽量
フォーカスリングは軽い:
フォーカスリングは軽くて、片手で簡単に回すことができます。
その為、フォーカスはかなり合しやすく使いやすいと感じました。
フォーカスホールドボタン・AF/MF切り替えスイッチ付き:
ボタンが1つ増えるとカスタムキーの振り分けも1つ増えるので、かなり嬉しいポイントです。また、AFとMFの切り替えもレンズのスイッチで切り替えることが可能なので、便利です。
絞りリングのクリックオン・オフ機能付き:
絞りリングをクリックオンにするとF値の切り替え時に1つずつ止まって変更します。つまり、F2.8.F3.2…とF2.8からF3.2に切り替える時にカチッとロックしながら調整できるという感じです。
絞りリングのクリックオフにすると、ロックされずにフォーカスリングを回すみたいになります。
ここに関しては好みで使用していくと良いでしょう。
開放F値1.4の大口径レンズの中では小型軽量:
レンズの形はSONYα7IIIにめちゃめちゃ良く合います。また、レンズ自体はそんなに小さい訳ではないですが、開放F値1.4の大口径レンズの中では超小型で軽量なクラスです。
このスペックでこのサイズ感はあまりないので、おすすめです。
SONY FE 35mm F1.4 GM レンズ おすすめポイント
SONY35mmF1.4GM おすすめポイントを下記にまとめております。
35mmの超万能な画角で開放F値1.4の明るいレンズ
GMレンズの超高解像度+綺麗なボケ感
AF性能の高さ
最短撮影距離0.27mと高い近接撮影能力
統一しやすいフィルター径67mm
動画撮影者には嬉しい静かなモーター音
絞り羽9枚で綺麗な円形の玉ぼけが出る
これからポイント一つ一つ解説していきます。
35mmの超万能な画角で開放F値1.4の明るいレンズ
主に画角の標準域は35mm〜50mm。
標準域のレンズがなんだかんだで使用頻度は一番高くなります。
この標準域のレンズで高性能なレンズは一つは持っておくと良いです。
今回は、この35mmのレンズで開放F値が1.4という大口径レンズはスペック的に見ると超高性能です。
開放F値が低い事によるメリットは、暗所での撮影時に明るく撮影する事が出来る事と大きなボケ感を得る事が出来る事。
また、暗所撮影時に明るく撮影するためのポイントとして
①開放F値が低いこと(レンズの性能)
②常用ISO感度が高いこと(カメラの性能)
この2点が挙げられます。
①がレンズ側の暗所に対する明るく撮るためのポイント。
F値は低い方がレンズに取り込むことができる光の量も増えるので、明るく撮影することが可能となります。
その為、F値は低ければ低いほどいいです。
以上の事から、35mmという標準域の画角で開放F値が低い1.4というレンズは超魅力的という訳です。
GMレンズの超高解像度+綺麗なボケ感
GMレンズ:ミラーレス専用設計レンズの最高峰
GMレンズの特徴
・細部まで正確に捉える解像力
・美しくとろけるボケ感
・精度とスピードを兼ね備えたAF性能
GMレンズは高い解像力ととろける綺麗なボケ感を両立したレンズ。
やはりこの解像力となめらかなとろけるようなボケ感が出るレンズはGMレンズだけです。
一度味わうとGMレンズの沼にハマってしまう程良いレンズです。
AF性能の高さ
AF性能の高さの理由:XDリニアモーター2基搭載
XDリニアモーターを搭載する事で、高速・高精度・高追随が可能となっております。
AF性能はかなり高いので、動画撮影時に特に嬉しいです。
また、AFの迷う場面も少なく、一度被写体を捉えると追随性能が高く、さすがGMのレンズです。
このようにAF性能が超高性能ですので、動画撮影をされる方は特に嬉しいポイントなのです。
最短撮影距離0.27mと高い近接撮影能力
最短撮影距離が0.27mで最大撮影倍率は0.23倍とかなり近くによって撮影ができるレンズ。
開放F1.4で最短撮影距離が0.27mなので、近くによってF値を下げるとかなり高いボケ感を得る事ができます。
花や小物の撮影でもマクロみたいに撮影が可能です。
統一しやすいフィルター径67mm
フィルター径67mmはレンズラインナップが豊富。
67mmのレンズで揃えておくと、NDフィルター等の各種フィルターをステップアップリングなしで使用可能なので、統一しておくといいと思います。
しかし、すべてを統一することはほぼ不可能なので、できる限りで良いので統一することをおすすめします。
動画撮影者には嬉しい静かなモーター音
写真撮影時はモーター音は大きくてもそんなに気にならないですが、動画撮影時はモーター音が大きかったら動画にモーター音が入り込んでしまうので、気にしなくてはならないところです。
SONY35mmF1.4GMはモーター音はほとんど気にならないぐらい小さいので、動画撮影メインの筆者にはかなり嬉しいポイントです。
絞り羽11枚で綺麗な玉ぼけ・光芒が出る
絞り羽枚数が多ければ多いほど円形で綺麗な形のボケとなります。
また、光芒は奇数の場合は数が2倍出ます。
偶数の場合、例えば絞り羽8枚だとすると光芒の数は8本。
奇数の場合、絞り羽11枚だとすると光芒の数は22本出る事になります。
この点に関しては、個人の好みにもよるので、一概にこれが良いという事は言えません。
筆者は絞り羽が多くて奇数のレンズが綺麗な玉ボケと光芒が出ると感じるので、購入時は意識する一つのポイントとなっております。
SONY FE 35mm F1.4 GM レンズ 微妙な点
使用していてほとんど微妙な点はありませんでしたが、あえて出すとしたらレンズ内の手ぶれ補正機能なしという点です。
レンズ内手ぶれ補正機能なし
レンズ内に手ブレ補正機能はありません。この点はあると嬉しいですが、なくても本体内に手ぶれ補正機能があれば問題ないです。
最近のカメラはほとんど本体内に手ぶれ補正機能が付いてありますので、全然なくても大丈夫。
SONYαシリーズを使用されている、もしくは、使用しようと考えている方は、本体内に手ぶれ補正機能は基本的についています。
また、レンズ内手ぶれ補正機能は付いてないレンズの方が多いので、ついてあるほうが勿論いいですが、なくても問題なしです。
SONY FE 35mm F1.4 GM レンズ 作例紹介
SONY FE 35mm F1.4 GMレンズの作例を紹介していきます。
今回紹介する写真は全て撮って出しです。編集したらもっと良い写真になります。
ボケ感はとても滑らか。ピントを合わせたところは隅まで繊細に写っております。
使っててめちゃめちゃ楽しいです。作例を見たらわかるように写りは抜群に良いですよね。
写真の上手さはまだまだですが。。。写りだけでみると性能が良いのがわかるはずです!(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はSONY FE 35mm F1.4 GM レンズを使用しての作例ありレビューを書かせていただきました。
購入を検討されている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
もしこの記事以外で聞きたいこと等ありましたら、お問い合わせから気軽に連絡していただけたら、ご返信させていただきます。
レンズ購入希望の方や詳細が気になる方の為にリンクを載せておきます。
それでは、これまでの内容を簡単にまとめて終了とさせていただきます。
・外観レビュー
フォーカスリングは軽い
フォーカスホールドボタン・AF/MF切り替えスイッチ付き
絞りリングのクリックオン・オフ機能付き
開放F値1.4の大口径レンズの中では小型軽量
・SONY35mmF1.4GM おすすめポイント
35mmの超万能な画角で開放F値1.4の明るいレンズ
GMレンズの超高解像度+綺麗なボケ感
AF性能の高さ
最短撮影距離0.27mと高い近接撮影能力
統一しやすいフィルター径67mm
動画撮影者には嬉しい静かなモーター音
絞り羽9枚で綺麗な円形の玉ぼけが出る