動画制作をする上で必要な動画編集ソフト。
動画編集ソフトもかなり種類があって、自分にあったソフトがどれかわからない方は多いのではないでしょうか?
そこで、今回は自分にあった動画編集ソフトの選び方から動画編集ソフトのお勧めまで解説していきます。
この記事を読んで、自分に最適な動画編集ソフトを選んで、動画編集を行っていきましょう。
動画編集ソフトを選ぶ際のポイント
動画編集ソフトを選ぶ際のポイント
・自分の編集レベル・使用用途に応じて
・対応のOSか:Mac.Windows
・パソコンのスペック:CPU.メモリ,ストレージ,GPU
・動画出力フォーマット
・有料か無料か
動画編集ソフトを選ぶ際のポイントを7つ挙げておりますので、ソフト選びに迷ってる際は参考にしてみてください。
・自分の編集レベル・使用用途に応じて
自分の編集レベルに応じてのソフト選びは重要です。
編集レベルだけでなく、自分がどういった編集を中心に行っていくかも重要となります。
むしろ後者の方が重要です。なぜなら、編集レベルは編集を行っていくうちに徐々についてくるからです。
ですので、自分がどういった編集をしたいかで決めるのがいいでしょう。
例えば、YouTubeにユーチューバーみたいな感じで主にテロップ打ちや簡単なアニメーションとかであればFinal Cut Pro Xがかなり適していると思います。
実際にユーチューバーの方でFinal Cut Pro Xを使用している人は多いです。
・対応のOSか:Mac.Windows
編集ソフト毎に対応OSが決まっているので、ここは必ず確認しましょう。
ソフトをダウンロードしても使えないとなっては意味がないので。
・パソコンのスペック:CPU.メモリ,ストレージ,GPU
編集ソフトによって最低必要なスペックが決められております。
編集ソフトが掲示しているスペックを上回るパソコンを持っていないと、編集がカクついたり、全然編集ができないといった事になりますので、推奨スペックがあるぐらいのパソコンを購入しておきましょう。
・動画出力フォーマット
動画出力フォーマットとは、ダウンロードする際の動画形式の種類のことです。
動画形式というのは、よく聞くのはMP4とかMOVとかを聞くのではないでしょうか。
編集ソフトによって動画出力フォーマットに制限がある場合がありますので、こちらも確認するようにしましょう。
個人的にはMP4とMOVがあればほとんど大丈夫かと思います。
ちなみにMP4はほとんどのどの機器でも再生可能で、MOVはAppleでの標準動画形式です。
・有料か無料か
ここは説明不要かと思います。有料か無料かは編集ソフトによって違うので、ダウンロード前にチェックしておきましょう。
無料動画編集ソフトおすすめ3選
無料おすすめソフト3選
・I movie
・Canva
・Shotcut
動画編集を本格的に始めようと思っている方は、有料動画編集ソフトを選択することをお勧めします。なぜなら、機能面が圧倒的に有料に比べると劣ってしまうからです。
軽く動画編集できたらいいという方は無料でもいいです。ただ、機能的な面から劣るとはいえ、今回挙げている3つのソフトはかなり高性能ですので、とりあえずどんな感じで編集できるのか見てみるといいでしょう。
無料ソフトの方が使える機能も制限があり使いやすさは簡単ですので初心者には使用しやすいとは思います。
では、それぞれの特徴・出来ること・使用難易度を見ていきます。
使用難易度:A(簡単)〜C(難しい)
iMovie
リンクはこちらより↓
特徴:
・Apple製品専用の動画編集ソフト
・WindowsやAndroidでは使用不可
・簡単な操作性
・アイフォンでも編集可能
・Final Cut Pro Xの無料版という感じ
・簡単にシネマティック動画を作成したいという方にお勧め
出来ること:
トリミング・カット・テロップ挿入・音楽挿入・トランジション・エフェクト・スピード調整・カラー調整・手ぶれ補正・キーフレーム機能付き
使用難易度:A〜B
微妙な点:
・テロップのカスタマイズ性が低い(タイトルの位置を自由に変えることができない)
・プラグインが使えない
・カラー調整やエフェクト・トランジション等が少ない
・レイヤーの重ね合わせが一つしかできない
・動画の解像度の自由度が低い(横型の動画しか作れない)
・調整レイヤーが使えない
大体の基本的な動画編集はこのソフトで完結できるぐらい高性能。
アップル製品を使用されている方でしたら、操作性や機能性の面からiMovieが一番お勧め。
iMovieのスペック
OS |
Mac OS |
インターネット接続 |
動画編集作業はネット環境不要 |
Canva
リンクはこちらより↓
特徴:
・ネット環境さえ整っていればどのデバイスからでも使用可能
・スマホでもパソコンでもどちらでもOK
・豊富なテンプレートが最大の特徴
・インスタのストーリー投稿等で主に使用したい方には超お勧め
・どんどんテンプレートが更新されている
・テンプレを使用することで、解像度も合わせてくれているから、そのままダウンロードしてアップロードできる
・直感的な操作性(無料ソフトの中で操作性は一番)
出来ること:
・基本的にはテンプレートを選択し動画を挿入して調整していく
・タイムラインはないのでカット等の調整はない
・トリミング、タイトルの挿入や簡単なカラー調整等は可能
・デザインに特化しているのでタイトルを自由な位置に変更ができる
・好きな素材を挿入したりも可能
使用難易度:A
インスタのストーリーやリール動画等の動画には最適ですが、シネマティック動画等には適していない。
タイムラインがないので、カット割での調整はできないですし、スピードランプ調整やカラグレ等の機能もないです。
ただ、簡単な動画やサムネ制作をする際にはかなりお勧めです。私もサムネ制作をする際にCANVAをよく使用しております。
Shotcut
リンクはこちらより↓
特徴:
・ネット環境さえ整っていればどのデバイスからでも使用可能
・スマホでもパソコンでもどちらでもOK
・タイムライン上に並べて編集可能
出来ること:
トリミング・カット・テロップ挿入・音楽挿入・トランジション・エフェクト・スピード調整・カラー調整・手ぶれ補正・キーフレーム機能付き
使用難易度:A〜B
テロップの調整がiMovieに比べて高機能で自由に位置やテキストの種類の調整が可能です。
iMovieに比べて操作性がやや難しいと感じます。
基本的な動画編集は可能ですが、iMovie同様で無料の機能程度のスペックではあります(できることに記載している内容等)。
有料ソフトに比べてプラグイン等のカスタマイズ性はありません。
shotcutの最小要求スペック
OS |
Windows 7/8/8.1/10 (64 bit / 32bit) |
インターネット接続 |
動画編集時はネット環境不要 |
CPUプロセッサー |
x86-64 Intel 2Ghz以上のプロセッサーまたは同等のAMD / SD画質1コア、HD画質2コア、4K画質4コア以上 |
RAM |
SD画質:4GB |
グラフィックカード |
OpenGL 2.0に互換性のあるGPU |
個人的に使用してみてのランキングを簡単に作ってみました。
使いやすさランキング
1.キャンば
2.iMovie
3.shotcut
機能の高さランキング
1.shotcut
2.iMovie
3.キャンば
デザインの高さランキング
1.CANVA
2.shotcut
3.iMovie
有料動画編集ソフトおすすめ3選
有料おすすめソフト3選
・Final Cut Pro X
・Adobepremierepro
・ダヴィンチディゾルブ
無料の編集ソフトも近年はかなり高性能となってきましたが、やはり有料ソフトと比較するとプラグインやデザイン面、機能面と全てに置いて劣ってしまいます。
本格的に動画編集を始めていこうと思われている方は、有料ソフトを選択することをお勧めします。
今回は有料ソフトの中でもかなり有名でおすすめの編集ソフトを3つピックアップしておりますので、特徴を踏まえた上で参考にしていただけたらと思います。
有料ソフトは基本的にどれもかなりの高性能で、どれを選んでも超高度な編集はできます。その中でも特徴がありますので、その特徴を踏まえて購入・契約していただけるといいと思います。
どのソフトでもできることの基本的なタイムライン上での動画編集は共通しているので、こちらに簡単に記載しておきます。
基本的なタイムライン上での動画編集:
・カット・スピード調整・手ぶれ補正・キーフレーム等
・テキストの自由度が高い(好きな位置に変更・好きなフォントやサイズ・色に変更可能)
・レイヤーの重ね合わせが可能
・エフェクト・トランジションの豊富さ
・カラー調整が高性能
・高性能なサウンドエフェクト
・自由に解像度の変更が可能
Final Cut Pro X(ファイナルカットプロ)
リンクはこちらより↓
特徴:
・Apple製品専用の動画編集ソフト
・WindowsやAndroidでは使用不可
・デバイスはパソコンのみ
・iMovieの高性能版という感じ
・36800円の買い切り
・一度購入するとずっと値段がかからず使用可能
・全ての機能に置いてiMovieより高性能
・無料のプラグインが豊富
・マグネティックタイムライン
出来ること:
基本的なタイムライン上での動画編集から書き出しまで
使用難易度:B〜C
他製品と比べて起動速度・書き出し速度が速いのが、かなり嬉しいところです。
ファイナルカットプロ最低要求スペック
OS | macOS 10.15.6以降 |
メモリー | 4GB |
GPU | Metal対応グラフィックカード |
ファイナルカットプロ推奨スペック
OS | macOS 10.15.6以降 |
メモリー | 8GB以上 |
GPU | 1GBのVRAM |
Adobe premiere pro(プレミアプロ)
リンクはこちらより↓
特徴:
・MacでもWindowsでも使用可能
・デバイスはパソコンのみ
・超高性能で紹介したソフトの中で一番機能面では高い
・ただし、出来る事が多すぎて初心者には難しい一面もある
・使用されている方が多いソフトで解説動画や記事がたくさんある為、独学で使用することは可能
・サブスク方式で買い切りではない為、使用する限り年間でお金を支払わなければならない
・値段はAdobe Creative Cloud 単体プラン:月額2,480円とAdobe Creative Cloud コンプリートプラン:月額5,680円の2種類ある。
出来ること:
・基本的なタイムライン上での動画編集から書き出しまで
・高度なアニメーション動画の作成
使用難易度:C
プレミアプロ最低要求スペック(Windows)
CPU | Intel® 第 6 世代以降 CPU または同等の AMD CPU |
メモリー | 8GB ※アフターエフェクト使用:16GB |
GPU | 2GB以上のGPU VRAM |
プレミアプロ推奨スペック(Windows)
CPU |
Intel® 第 6 世代以降 CPU または同等の AMD CPU
|
メモリー | HD:16GB以上 4K・アフターエフェクト:32GB以上 |
GPU | 4GB以上のGPU VRAM |
プレミアプロ最低要求スペック(Mac)
CPU | Intel® 第 6 世代以降 CPU |
メモリー | 8GB ※アフターエフェクト使用:16GB |
GPU | 2GB以上のGPU VRAM |
プレミアプロ推奨スペック(Mac)
CPU | Intel® 第 6 世代以降 CPU |
メモリー | HD:16GB以上 4K・アフターエフェクト:32GB以上 |
GPU | 4GB以上のGPU VRAM |
DaVinci Resolve (ダビンチ・リゾルブ)
リンクはこちらより↓
特徴:
・MacでもWindowsでも使用可能
・デバイスはパソコンのみ
・操作性が難しい
・カラー調整に超特化
・買い切り方式:¥33,980(税抜き)
出来ること:
・基本的なタイムライン上での動画編集から書き出しまで
・カラー調整が超高性能に調整可能
使用難易度:C
カラーにとにかくこだわりたい方はダビンチリゾルブがお勧め。
また、ダビンチの使用を考えている方は無償版もありますので、そちらの使用を一度してみてから検討するのもいいでしょう。
ダビンチリゾルブ最低要求スペック
OS | Windows10 または macOS 10.13.6 High Sierra以上 |
CPU | 3GHz以上のCPU |
メモリー | 最低8GB以上 |
GPU | AMD/NVIDIA |
ダビンチリゾルブ推奨スペック
CPU | core i7以上 |
メモリー | 16GB以上 |
GPU | AMD/NVIDIA 10bit以上:Quadro/GeForce RTX |
まとめ
いかがでしたでしょうか?かなりいい動画編集ソフトはたくさんありますが、選ぶ際は自分にあったものを事前に知っておき選ぶ事でより快適に動画編集が可能です。
動画編集をする上で動画編集ソフトは必要ですが、その前に動画編集を行うパソコンの購入の仕方も解説している記事がありますので、参考にしてみてください。今回の記事とリンクする部分が多いので、読んでもらえるとより理解が深まると思います。
動画編集ソフトを選ぶ際のポイント
・自分の編集レベルに応じて
・対応のOSか:Mac.Windows
・パソコンのスペック:CPU.メモリ,ストレージ,GPU
・録画フォーマット
・動画出力フォーマット
・目的に応じた機能を確認
・有料か無料か
無料おすすめソフト3選
・I movie
・Canva
・Shotcut
有料おすすめソフト3選
・Final Cut Pro X
・Adobepremierepro
・ダヴィンチディゾルブ