動画撮影時にライティングをこだわる事はとても重要なポイントの一つです。
ただ、一般的にライティング機材は結構大きくて持ち運びに不向きな機材が多いです。
そんな中、スティックライトでは持ち運びも容易ですし、どんな場面でも使用しやすいので、一つ持っておくと撮影の幅がかなり広がります。
また、色温度や明るさを調整できるタイプが多く、さまざまな撮影現場で使用されております。
今回は動画撮影時におすすめのコスパ抜群スティックライトを5選紹介しており、選ぶ際のポイントも解説しております。
少しでも参考になれば幸いです。
動画撮影スティックライトを選ぶ際のポイント
・動画撮影スティックライトを選ぶ際のポイント
色温度と明るさの調整範囲
色の再現性
バッテリー駆動時間
色温度と明るさの調整範囲
色温度とは:光の色合いを数値で表したもの(K:ケルビン)
色温度が高くなると赤みが増し、色温度が低くなると青みが増します。
・一般的な色温度の参考数値
太陽光:5500K
白熱電球:3000〜3500
色温度を調整する事が可能なライトは好きな色でライティングする事が可能ですので、色温度調整可能なライトを選ぶ事をおすすめします。
今回紹介するライトは全て色温度調整可能なものを紹介しておりますが、もっと安価なものでは色温度が調整できないライトもありますので、しっかりとチェックしておきましょう。
続いて明るさの調整範囲につきまして、紹介していきます。
まず、スティックライトの明るさの度合いをみる際には照度をみる事をおすすめします。
照度とは:明るさの度合いの事
明るさの単位は”ルーメン”や”Lux(ルクス)”で表されます。
ルーメン:光源から出る光の量
Lux(ルクス):光源から照らされた面の明るさを示す単位
照明や撮影物との距離によってどれくらいの照度が必要となるかは変わってくるので、具体的にこれぐらいの数値が必要とは言えません。
周りが明るく撮影物との距離が遠い場合はより高い照度が必要で、
周りが暗く撮影物との距離が近い場合には低い照度で大丈夫です。
・ルクス参考数値(参考:照明特集:GARNIER)
1000ルクスあればかなり明るい光で使用しやすいです!
色の再現性(CRI)
色の再現性は演色評価数(CRI)で表されます。
演色評価数(CRI):色を正確に撮影したい際に参考にする数値
演色評価数(CRI)は1〜100の間で表されます。
数値が100に近いほど、正確に色を表現することを示しております。
演色評価数(CRI)90以上であれば色の正確性が高いので、選ぶ際には参考にしていただけたらと思います。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はもちろん長ければ長いほどありがたいですよね。
スティックライトはコンパクトで外でも使用しやすいので、外でどれくらい使用できるかという点が結構重要です。
購入時はチェックしておく事をおすすめします。
動画撮影時におすすめのコスパ抜群スティックライト5選
・動画撮影時におすすめのコスパ抜群スティックライト5選
NEEWER CL124
SOONWELL MT1
SOONPHO P13
NANLITE PavoTube Ⅱ 6C
NANLITE PavoTube T8-7X
NEEWER CL124
価格 | 13000円程度 |
明るさ | 1500lux/0.5m |
色温度 | 2500K-10000K |
色の再現性 | CRI97+ |
電池の種類 | 充電式 |
バッテリー駆動時間 | 100%の明るさで60分間ノンストップ点灯 |
サイズ | 3.4 x 3.4 x 55.7 cm 815.05 g |
こちらはNEEWERのスティックライトでかなりコスパのいいスティックライトです。
明るさは0.5mで1500luxあり、かなり照度が高いスティックライトです。
コスパの良いなるべく明るいスティックライトを購入したい方はこちらのスティックライトがおすすめです。
色温度の調整範囲も2500Kから10000Kまで調整できます。
色の再現性もかなり高く、CRI97+あります。
HSIモードではグリーン/マゼンタの色調整も可能で、カラーライティングに最適です。
こちらの表に書いてない点でおすすめポイントとしても、17種類のエフェクトが使用できる事やアプリで調整もできるという点です。
また、バーンドアが付属している為、明るさの範囲の調整もできてかなり使い勝手がいいです。
充電式で100%出力で60分連続使用できるので、屋外でも充分使用できます。
SOONWELL MT1
価格 | 12000円程度 |
明るさ |
Lux(5600K): |
色温度 | 1600K-20000K |
色の再現性 | CRI96+ |
電池の種類 | 充電式 |
バッテリー駆動時間 | 2.8時間 |
サイズ | 55.4 x 8.6 x 7 cm; 1 kg |
SOONWELLのスティックライト。
色温度の調整範囲がかなり大きく1600Kから20000Kまで調整可能です。
また、こちらのスティックライトの一番おすすめのポイントとして、IPB68の防水機能付きです。
雨が降った際や水辺の近くでの撮影でも安心して使用できますね。
色の再現性も高くCRIは96+です。
その他にも20種類のエフェクトも使用可能です。
バッテリー駆動時間は2.8時間とかなり外でも長く使用できる点も嬉しいですね。
SOONPHO P13
価格 | 5000円程度 |
明るさ | 1600lx(0.3m、5500k) |
色温度 | 2500K-8500K |
色の再現性 | CRI97 |
電池の種類 | 充電式 |
バッテリー駆動時間 | 4000mAhの容量により120min ※連続動作可能 |
サイズ | 30 x 4.5 x 4.5 cm; 400 g |
SOONPHOのスティックライト。
今回紹介するライトの中で一番価格が安いです。コスパ抜群です。
明るさや色温度、色の再現性も高く値段が安いのにかなり性能が高いです。
また、こちらのスティックライトは後ろがマグネット式になっているので、マグネット吸着面にくっつけて使用する事が可能です。
意外とマグネットでくっつくところは多いので結構重宝します。
エフェクトは12種類使用可能です。
サイズが小さめでコスパの良いスティックライトを探している方はこちらのライトがおすすめです。
NANLITE PavoTube Ⅱ 6C
価格 | 11000円程度 |
明るさ | 1540lux (0.3m) 670lux (0.5m) |
色温度 | 2700K-7500K |
色の再現性 | CRI95 TLCI97 |
電池の種類 | 充電式 |
バッテリー駆動時間 | 100%の出力で約60分程度使用可能 |
サイズ | 28.8 x 5.7 x 5.7 cm; 420 g |
スティックライトの中では一番有名なNANLITEのPavoTube。
色の再現性も高く、色の調整もHSIモードを備えており、36000色の調整が可能です。
また、マグネット吸着面にくっつくようになっておりますので、かなり便利です。
今回はじめに紹介するNANLITEのPavoTubeは小型軽量のタイプになります。
NANLITEの大きめのサイズのスティックライトが欲しい方は次に紹介するライトがおすすめです。
NANLITE PavoTube T8-7X
価格 | 16500円程度 |
明るさ | 757lux(0.3m,5600K) 362lux(0.5m,5600K) |
色温度 | 2700K-7500K |
色の再現性 | CRI96 TLCI97 |
電池の種類 | 充電式 |
バッテリー駆動時間 | 100%の出力で約60分程度使用可能 |
サイズ | 108 x 4.9 x 4.9 cm; 460 g |
NANLITEのPavoTubeの少しサイズが大きめのタイプになります。
色温度の調整や色の再現性はかなり高いです。
こちらもHSIモードがあり36000色の調整が可能です。
照度は今回紹介するスティックライトの中では一番小さくなりますが、充分使用可能です。
このサイズでこれだけの性能を備えておりますので、かなりコスパは良いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は動画撮影時におすすめのコスパ抜群のスティックライトを5選紹介していきました。また、選ぶ際のポイントも解説いたしました。
価格が高いものを挙げればきりがないですが、今回はかなりコスパの良い商品のみを厳選して紹介させていただきました。
どれもコスパ抜群ですので、気になるものがあればぜひチェックしてみてくださいね。
最後まで見ていただきありがとうございました。