ジンバル撮影始めたての頃は動画で参考にしている方みたいな滑らかな映像を撮ることは難しいと思います。
ジンバル撮影は慣れるまでかなり難しいとは思いますが、設定を少し変えるだけで、滑らかに撮りやすくなります。
本当に上手に滑らかに撮るためには、やはり技術的な部分もありますので、練習は必要となります。
撮影時の体の使い方一つで滑らかにジンバル撮影をすることも可能です。
今回はジンバル撮影を滑らかにする際のポイントを設定から撮影時のポイントまで解説していきます。
少しでも参考になれば幸いです。
【動画撮影】ジンバル撮影を滑らかにする際のポイント
・レンズ選び
広角レンズがおすすめ
・カメラの設定
手ぶれ補正をONする
・ジンバルの設定
フォロー速度を下げる
・撮影時のポイント
①固定して撮影する場合:下半身は動かさず膝を曲げて体幹を安定させる。ジンバルは腕を伸ばし切らずに肘を少し曲げた自然な状態でセットする。ジンバルの動かし方は手首は動かさずに体を使ってジンバルを動かす
②移動して撮影する場合:フォローやドリー等の追従する際は膝をまげて忍者歩きでなるべく歩幅は狭く小刻みに歩く。踵から着き、その後、爪先に重心移動させて歩く。腕は伸ばし切らずに肘を少し曲げた自然な状態でセットする。
レンズ選び
広角レンズがおすすめ
なるべく滑らかに撮影したい際は広角レンズの使用がおすすめです。
どうしても望遠よりのレンズになると手ぶれがしやすいので、ジンバル撮影時も縦揺れの手ぶれが入りやすくなります。
その場での固定した撮影の場合はあまり気にならないかもしれませんが、歩いて追従した際には縦揺れの手ぶれが入りやすいです。
ここはジンバル撮影の技術が上がってくれば、対応可能となってきますが、もし、最初は広角レンズで撮影していく事をおすすめします。
カメラの設定
手ぶれ補正をONする
カメラの手ぶれ補正をONにする事で、細かな手ぶれを補正してくれます。
ジンバルで大きな揺れを補正し、カメラで細かな手ぶれを補正していくのがベストです。
レンズの手ぶれ補正もついていたら尚良しですね。
ジンバルの設定
フォロー速度を下げる
ジンバルの設定でフォロー速度を下げるというポイントはかなり重要となってきます。
フォロー速度が速いとジンバルを動かした際のカメラがついてくる速度が速くなるという事ですので、少し動かしただけでカメラが速くついてきます。
そうすると、滑らかに撮影するのはかなり難しくなり、カクカクした映像ができてしまいます。
まずはフォロー速度をかなり下げて撮影することをおすすめします。
実際にそんなに速く追従する撮影をする場面はあまりないので、基本的には下げたままで大丈夫です。
撮影時のポイント
撮影時のポイントを今回は2点に分けて解説していきます。
①固定して撮影する場合:
下半身は動かさず膝を曲げて体幹を安定させる。
ジンバルは腕を伸ばし切らずに肘を少し曲げた自然な状態でセットする。
ジンバルの動かし方は手首は動かさずに体を使ってジンバルを動かす
慣れてきたら手首を使って滑らかに撮影してみましょう。最初は手首を固定して撮影する方法がカクツキがなくなるので、おすすめです。
②移動して撮影する場合:
腕は伸ばし切らずに肘を少し曲げた自然な状態でセットする。
歩行時は踵から着く
その後、爪先をつけて歩く。歩幅は狭く、小刻みに。
フォローやドリー等の追従する際は膝をまげて忍者歩きでなるべく歩幅は狭く小刻みに歩く。縦揺れの手ぶれを抑える為です。
前後左右での追従時はロックモードを使用することをおすすめします。
横にフォローして追従したい際には、カメラは被写体の方向に向けて、自分の体は進行方向に向けてまっすぐ歩くことを意識する。そうする事で滑らかな安定したフォローショットを撮影する事が可能となります。
サークルショットをしたい際も同様の姿勢で被写体の周りを円を描くように撮影していきます。
サークルショット:PFモードを使用。フォロー速度を遅くする。カメラは被写体の方向に向けて、自分の体は進行方向に向けてサークルになるように歩いていく。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はジンバル撮影を滑らかにする際のポイントを設定から撮影時のポイントまで解説していきました。
ジンバル撮影初心者の方の参考になれば幸いです。
今回は基本的なジンバル撮影のポイントを解説しましたが、また、応用的なジンバル撮影方法も解説していきますので、よければ見ていってください。
では、最後まで見ていただきありがとうございました。